哲学者:岸見一郎さんとライター:古賀史健さんの共著。
アドラー心理学を青年と哲人との会話劇に仕立てて解説した『嫌われる勇気』の続編です。
2冊を読むことでアドラー心理学の核心に触れることができたように思います。
アドラー心理学を解説した本は他にも沢山あります。漫画で読むアドラー心理学の解説本を読んでみました。
ところが解釈が真逆で、これでは今の世界のまんまだなあ・・・という気がしました。
あとがきにアドラーさんはどんな方か少し書いてあったので紹介です。
あとがき(古賀史健)より:
「アドラーの思想の中心課題は『人間にとって幸福とは何か?』だった」
あとがき(岸見一郎)より:
「学生時代、社会主義に強い関心を抱いていたアドラーは第一次世界大戦後にロシア革命の現実を知り、マルクス主義に失望します。そして政治革命ではない、教育改革による人類の救済を志向するようになりました」
『人間にとって幸福とは何か?』という課題は、私の課題でもあります。
岸見アドラー学は私にとっての希望です。
100年前の英知を分かりやすい言葉で、日本によみがえらせてくれたお二人に心から感謝します。