きゃべつの蒸らし炒め(きゃべつのむらしいため)

水を入れずに野菜の水分だけで作ります。調味料は塩・こしょうだけ。
91歳の辰巳芳子さんのお勧め調理法→『蒸らし炒め』鍋蓋をして弱火でじっくり火を通す。
「湯引きはベーコン独特のくさみを除くため。仕上げの酢はきゃべつくささをおさめるため」だそうです。

ベーコンの代わりにウインナー6本を斜め切りにして使い、器に盛って粒マスタードを添えました。

~~レシピ(3~4人分)~~

きゃべつ 1/2個(500~600g)
ベーコン 2枚(3ミリ厚さ)
玉ねぎ 50g
にんにく 1/2片
ロリエ 1枚
オリーブ油 大さじ1.5
酢 大さじ1/2
塩・こしょう 各適宜

●きゃべつは1枚ずつはがす。葉の芯は切り取る。
葉は大きくざく切りにし(手でちぎるのもOK)外葉と内葉を別にしておく。芯は1本ずつ薄い斜め切りにする。
●玉ねぎは薄切りにする。
にんにくも薄切りにする。
●ベーコンはいぶされた周りの部分を切り取り、湯引きにする。
鍋にオリーブ油少々(分量外)を入れ、弱火でベーコンを焼き、取り出す。残った脂は捨てる。
(ウインナーの場合は湯引き不要、斜めに3等分して炒める)
●続いて鍋に分量のオリーブ油を入れ、玉ねぎ、にんにく、ロリエを入れる。
鍋蓋をして火力を落とし、刺激臭が無くなるまで蒸らし炒めする。
途中できゃべつの芯も加える。
更にきゃべつの葉を外葉から入れ、塩を振る。
五分通り火が通ったら、鍋中を混ぜ合わせ、ここに残りの葉を重ねて入れ、塩を振る。
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●↑ベーコンを戻し入れる。
鍋蓋をして、そのまま弱火で蒸らし炒めを続ける。
●後から入れた葉に五分通り火が通ったら天地返しをする。
塩、こしょうをして味を調える。
●全体に十分柔らかくなったら、酢を振り掛ける。

出典【朝日新聞 わたしの料理 辰巳芳子さん】